タキシードの装いをより格上げ出来るアイテム、カフリンクス(cufflinks)についてお話しします。
カフリンクスは、シャツの袖口に通して袖を留める飾りボタンです。
様々な形や素材があり、一般的には以下のような種類があります。
■スウィヴル式(レバー式):片側が装飾になっており、もう片側についたレバーを回転させて固定するタイプです。シンプルで使いやすいので、現代では最も一般的なカフリンクスです。
■チェーン式:表と裏の両方に同じ装飾があり、チェーンでつながっているタイプです。古典的で上品な雰囲気がありますが、フォーマルな場では使用しない方が良いとされています。
■モチーフ式:装飾部分に動物や花などのモチーフがあるタイプです。個性的で遊び心のあるデザインが多く、コミュニケーションのきっかけにもなります。
■紐式:シルクやゴムなどの素材で作られた紐でつながっているタイプです。金属ではないので音がしないというメリットがありますが、カジュアルな印象になるので注意が必要です。
素材は、金や銀、真鍮やステンレスなどの金属のほか、真珠やオニキス、クリスタルなどの宝石やガラスもあります。
タキシードにあわせるのであれば、黒蝶貝や黒のオニキスなどの黒系のカフリンクスが一般的とされています。
カフリンクスは必ずしも必要なアイテムではありませんが、タキシードのスタイルをより美しく仕上げるだけでなく、個性や趣味を表現することもできますので、ぜひご検討してみてはいかがでしょうか?